エンライトンⅢはピコレーザー
共立美容外科仙台院が所有するエンライトンⅢはピコレーザーです。レーザーは単一の波長の光です。そして、光は波長によって特定の色(色素)に反応します。そこで、刺青に使用されている色素に反応する波長のレーザーを照射することで刺青を除去できます。しかし、ただ特定の波長のレーザーをあてればよいのではなく、レーザーの照射時間(パルス幅)が重要です。パルス幅が短いほど、小さな色素を破壊することができ、より綺麗に刺青など色素を除去できます。現在、もっとも短いパルス幅で治療できるのは、ピコレーザーです。
多色の刺青でもレーザー治療が可能
レーザー治療による刺青除去の原理は特定の色に反応するレーザーを照射して破壊するというものです。
レーザー機器にはそれぞれ特有の波長があり、その波長の長さは治療に影響します。
エンライトンⅢはYAGレーザーで1064nm、532nm、670nmの波長のレーザーで、多色の刺青に対応できます。
特に1064nmの長い波長は多色の刺青に使用可能であり真皮にある色素を表皮をほとんど焼くことなく破壊できます。
エンライトン | アレキサンドライト | |
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黒 | ||
青 | ||
緑 | ||
紫 | ||
赤 | ||
黄 |
YAG-レーザーは多色の刺青除去を行えます。
上記の表にもある通り、YAGレーザーは様々な色の刺青に対して効果があります。特に赤色はアレキサンドライトレーザーではほとんど効果はありません。
レーザー照射時間(パルス幅)は短いほど小さな色素に反応
レーザーの波長は特定の色素に反応し、照射時間(パルス幅)は反応できる色素粒子の大きさが変わります。パルス幅が短ければ短いほど、小さな色素粒子に反応できます。現在、もっとも短いパルス幅で治療できるのは、ピコレーザーです。
共立仙台はピコレーザーとQ-スイッチレーザーの2種類を所有
共立美容外科仙台院ではピコレーザーとQ-スイッチレーザーの2種類を所有しています。刺青除去治療におけるピコレーザーとQ-スイッチレーザーの違いは対象となる色素粒子の大きさです。先にQ-スイッチレーザーを照射することで、大きな色素粒子を破壊して小さくし、その後ピコレーザーで小さな色素粒子を破壊することで効率よく刺青を除去していきます。
効果のある深さの違い
レーザーの波長は長いほど皮膚の奥深くに到達します。
例えば、遠赤外線は、波長が長いので深部にまで到達し、あたたく感じます。それに対して、紫外線は、波長が短いので、全てのエネルギーが皮膚浅層に吸収され、日焼けを起こすのです。
YAGレーザー(1064nm)とアレキサンドライトレーザー(755nm)の深達度を比較してみると、当然、波長の長いYAGレーザーがより深部まで到達することが予測されます。下の図は、実際の白人の皮膚における透過率50%の深さを、レーザーごとに比較したものです。これによると、YAGレーザーは、アレキサンドライトレーザーよりも23%皮膚深部に到達することが確かめられております。(有色人種である日本人の場合、より両者の間に差が出ることが予想されます。)したがって、刺青の除去には、YAGレーザーが、アレキサンドライトレーザーよりも、深部の刺青の除去関して明らかに優れています。
可視光線領域では波長が長いほど皮膚の奥深くにレーザーが到達します。上記は白人に対しておこなった結果です。YAGレーザーがアレキサンドライトレーザーよりも深く皮膚に到達することがわかります。
参照文献:Anderson RR: Leaser-tissue interactions. Cutaneous Laser Surgery. Goldman MP et al (eds), Mosby, St. Louis.p1-18, 1994/Goldman RE: Treatment of cutaneous vascular lesions. Cutaneous Laser Surgery, Goldman MP, et al (eds), Mosby, St. Louis, p19-105, 1994.
刺青は、色素粒子の大きさと深さが様々です。エンライトンはその2つの問題点に現在のところ最高のアプローチを行えます。
刺青インクの大きさが様々 ⇒ 大きな刺青インクに2nsのパルス幅 +
細かな刺青インクに750psのパルス幅
刺青インクの深さが様々 ⇒ 1064nmで非常に深くまでレーザーを照射できる
刺青(タトゥー)レーザー除去 ※税抜です
※会員価格は共立美容外科仙台院のポイントカード会員に入会された方限定の料金です。
※2回目以降の料金は、最後の御来院から2ヶ月以内に再度治療をされた場合の料金となります。
大きさ | 費用(1回あたり) |
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~10㎠ | 通常価格:33,000円 |
11~30㎠ | 通常価格:41,800円 |
31~50㎠ | 通常価格:50,050円 |
51~100㎠ | 通常価格:56,100円 |
101~150㎠ | 通常価格:61,050円 |
151~250㎠ | 通常価格:75,680円 |
251~300㎠ | 通常価格:89,100円 |
301~350㎠ | 通常価格:102,200円 |
351~400㎠ | 通常価格:112,200円 |
401~450㎠ | 通常価格:122,100円 |
以前までは皮膚を切除するか皮膚移植を行うことでしか刺青を除去出来ませんでした。
しかし、20年ほど前に現れたQースイッチレーザーが刺青除去に革命的な変化を起こしました。
色や色素の性質にもよりますが、ほぼ完全にレーザーで刺青を除去することが可能となったのです。
Qースイッチとは、極めて短い時間だけレーザーが照射されるように工夫された装置です。
レーザー照射時間が短いと殆ど皮膚を熱変性させずに、色素を破壊させることができます。
その照射時間とは、1/10-9秒レベル(ナノ秒)という極めて短い時間です。
通常の機械彫りで黒色の刺青の場合なら、7~15回くらいで除去できます。
ただ、それでも1~2年は必要でした。プロの彫師によるものであれば、さらに時間が必要です。
大学及びメーカーは、その照射時間をさらに短くすれば、より早く、より綺麗に刺青を除去できるだろうと研究を重ねてきました。
しかしながら、ナノ秒より短くすることは困難を極め、非常に長い年月と努力が必要でした。
そして、とうとう今年に入って、ナノ秒の先を行く、ピコ秒(1/10-12)レベルの装置の開発に成功したのです。
これが、当院がこの度導入したキュテラ社のエンライトンです。
これまでは不可能であった750ps(10億分の1秒以下)を実現しました。
これまで得られたデータによると、刺青除去に必要な照射回数が従来と比較して半分になりました。
さらに、従来のレーザーでは、取りきれなかった非常に深部の色素も破壊できるようになりました。
除去可能な色素も、ほぼ全て網羅するようになりました。これまで、刺青除去にかかる時間に絶望し、皮膚移植を選択していた患者も救済可能となったのです。
院長 金城 幸健
日本美容外科学会認定
美容外科専門医
Japan Society of Aesthetic Surgery 認定番号1073
昭和59年 | 山形大学医学部 卒業 |
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昭和63年 | 東北大学医学部大学院医学研究科 卒業 |
平成 4年 | Research associate, University of South Florida, School of Medicine |
平成 6年 | Postdoctoral fellow, University of Nothcarolina, School of Medicine |
平成 8年 | 大手美容外科勤務 |
平成 9年 | 共立美容外科 |
所在地 | 〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡2-1-20 HPビル4F |
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診療科目 | 美容外科・形成外科・口腔外科・ 美容歯科・矯正歯科 |
診療時間 | 10:00~19:00 |
電話 | フリーダイヤル:0120-505-340 |
休診日 | 水曜定休日。木曜日は時折休診します。祝祭日、土日は診療します。 |
最寄駅 | JR仙台駅、地下鉄仙台駅 |
お支払方法 | 各種クレジットカード、信販会社ローン取扱い |